太宰府の名物ふりかけ「梅の実ひじき」を販売している十二堂株式会社(屋号:えとや)が、製造を休止すると自社のホームページで明らかにした。
理由は、梅の仕入れ先の会社「旬菜工房有限会社」(福岡県北九州市小倉南区大字志井791)について、産地偽装の疑いが報道されたことを受けた対応と説明している。
旬菜工房は、中国産のウメを国産と偽っていて、2019年11月1日(金)裁判所に自己破産を申請したとのことだ。
梅の実ひじきは、梅の実とシソ風味のヒジキを使ったふりかけで、福岡土産として空港や駅で売られている人気商品で、筆者も食べたことがあるが、まさか中国産のウメを使っていたとは驚きだ。
全国的な人気がある太宰府の名物ふりかけ「梅の実ひじき」だが、北九州市の原料メーカーの産地偽装問題で製造休止に追い込まれるとはなんと残念なことか。
旬菜工房は、少なくとも5年ほど前から中国産のウメを大分産などとするシールを貼って、福岡県内のメーカーなどに販売していて、2019年9月に産地偽装が発覚した。
旬菜工房から原料のウメを仕入れ商品の製造販売を行っていた「十二堂えとや」は、仕入れ先が見つからず現在も「梅の実ひじき」の製造を休止している。
再開のめどはたっていないとのことだ。
上記は取材日時点の情報です。