グラフィックデザイン「有限会社ケイネットプラン・カワカミ」倒産
競合厳しく・代表高齢化
2019年10月末に閉鎖していた、デザイン制作・企画の「有限会社ケイネットプラン・カワカミ」(福岡県北九州市小倉北区昭和町11-14)が、昨年末2019年12月27日(金)、福岡地裁小倉支部より破産手続開始決定を受けた。
北九州地区の写真植字業界では技術・業容ともに一定の知名度を築き、大手・中小印刷業者などを主な販売対象としていたが、2000年代に入るとパソコンとプリンターが業務用のみならず個人レベルにも普及し始めたことから写植需要が次第に消失、そのため写植で培った技術を生かし、グラフィックデザインの分野に進出し、広告や販促の企画、マネジメントなども手掛けていた。
しかし、近年は同業他社との競合は厳しく、代表の高齢化もあり、事業継続を断念していた。
上記は取材日時点の情報です。