産業機械製造・金属加工の「有限会社ONO(オーエヌオー)産業」(福岡県北九州市若松区南二島2-19-5)が、2020年7月31日付で解散、9月末までに清算が終了する見込みなのがわかった。
40年以上にわたり、日本製鉄向けの業務を行ってきたが、コロナ禍が追い打ちをかける形で、先行きの受注見通しが悪化したことで廃業することとなった。
日本製鉄向けの産業機械製造・金属加工を手掛け、山九株式会社を通じた受注基盤を形成し、アベノミクス以降受注が上向いていたが、中国企業との競合激化や鋼材需要減等で厳しい環境が続く鉄鋼業界では大手3社が揃って巨額赤字に転じ、中でも首位の日本製鉄株式会社は販売価格下落や高炉4基の休止等生産縮小による減損損失で最終赤字は過去最大となり、大幅な設備投資減を打ち出している状況から仕事がなくなってきていた。
従業員や取引先に迷惑をかけない体力が残っているうちに清算することにしたようで、代表は現在76歳になるが、後継者は居らず、関係筋によると従業員全般の高齢化も一つの理由ではないかとの見方もある。
上記は取材日時点の情報です。
40年以上にわたり、日本製鉄向けの業務を行ってきたが、コロナ禍が追い打ちをかける形で、先行きの受注見通しが悪化したことで廃業することとなった。
日本製鉄向けの産業機械製造・金属加工を手掛け、山九株式会社を通じた受注基盤を形成し、アベノミクス以降受注が上向いていたが、中国企業との競合激化や鋼材需要減等で厳しい環境が続く鉄鋼業界では大手3社が揃って巨額赤字に転じ、中でも首位の日本製鉄株式会社は販売価格下落や高炉4基の休止等生産縮小による減損損失で最終赤字は過去最大となり、大幅な設備投資減を打ち出している状況から仕事がなくなってきていた。
従業員や取引先に迷惑をかけない体力が残っているうちに清算することにしたようで、代表は現在76歳になるが、後継者は居らず、関係筋によると従業員全般の高齢化も一つの理由ではないかとの見方もある。
上記は取材日時点の情報です。
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