計画延期「小森江小学校」新設時期は?校舎の場所は?校歌は?進捗状況取材

週末「北九州市立小森江西小学校」に行ってみた。(写真はイメージ)

校庭では、ソフトボールかな?野球かな?をやっている子供たちの元気な声がしていた。

「北九州市立小・中学校の学校規模適正化の進め方」に基づき、学校規模適正化を円滑に推進するため「小森江西小学校」(福岡県北九州市門司区羽山1丁目12番1号)と「小森江東小学校」(福岡県北九州市門司区二タ松町2番1号)を統合して、「(仮称)小森江小学校」になる計画が進行中だ。

当初の計画では、来年(2022年)4月には統合して新「小森江小学校」ができる予定だったが、北九州市に取材したところ、2023年4月以降に変更になったとのことだ。

校名に関しては、本決まりではないがと念押しした上で、たぶん「小森江小学校」で決定になると思われるという回答をいただいたが、そのほか統合時期をいつにするのか?統合校の校舎をどちらにするのか?校歌は?校章は?通学体制は?いろいろ聞いてみたが、明確な回答をいただくことはできなかった。

「小森江西小学校」と「小森江東小学校」の統合に関しては、2020年1月から統合準備委員会を設置し、保護者や地域の代表者、学校関係者に委員として参画して、過去12回にわたって協議されているようだが、まだ具体的なことはほとんど決まっていない様子だ。

近年、学校の統廃合は多くみられるが、跡地利用に関しても、校舎や校庭を利用した福祉施設などが多くみられ、小森江東小学校の目の前にあった、「風師中学校」も現在は特別養護老人ホームとなっている。

小森江東小学校は坂を登ったところにあり、知り合いの同窓生に聞くと、小学校時代は坂の多い街なので、自転車が禁止されていて、校内に自転車の練習場のような場所があったそうだ。

小森江西小学校の方が校舎や校庭は狭いように感じられるが、大きな坂の上ということではないため子供たちの通学を考えると、小森江西小学校の方が良いと思われる。

しかし、小森江西小学校に校舎を統合したとすると、小森江東小学校の目の前にはすでに老人ホームがあるため、小森江東小学校の跡地の活用が限定的になる。

跡地活用については、同じ門司区内の旧早鞆中学校跡地など売却が進まず、いまだに活用方法が決まっていないという事実もある。

あくまでも筆者の憶測ではあるが、校舎や校庭の広さ、さらに跡地利用まで考えると、設置場所は小森江東小学校の方となるのかと考えられるが、子どもたちの通学のことを中心に考えると、小森江西小学校の方が良いのではないかとも思われる。

どうあれ、現在通っている子供たちや父兄のことを考えると、統合時期と校舎の位置だけでも早めに決定することが望まれる。

北九州市内では、ほかにも若松区の「古前小学校」と「修多羅小学校」が統合して、来年(2022年)4月からは「くきのうみ小学校」が誕生することが決定している。

上記は取材日時点の情報です。

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