アンケート調査「ファミリー層が重視する住まいの条件」重要なのは


リフォームの参考書「リフォームの青本・外壁塗装の赤本」を発行する「優良工事店ネットワーク」が、「5月4日 ファミリーの日」にちなんで、「ファミリー層が重視する住まいの条件」に関するアンケートを実施し、調査結果を公開した。

【調査結果】
●二世帯以上で住んでいる人は3割以下
●現代の家で重要なのは“プライベート空間”
●コロナ禍により家での過ごし方にも変化?コロナ禍を経て重要だと思ったもの
●リフォームしたい箇所は「お風呂」や「トイレ」、「キッチン」などの水回り

■背景
5月4日は「ファミリーの日」。1964年に日本家族協会が提唱し、国民の祝日・記念日に関する法律により、1988年に公式に制定された記念日です。家族の絆を深め、家族の健康や幸せを願う日とされています。

家族団らんの場として、多くの人が思い描くのは「家」ではないでしょうか。私たちの生活にも欠かせない家ですが、ファミリー層に好まれる家の作りは時代とともに大きく変化しています。

1969年から放送開始した国民的アニメの「サザエさん」。今なお私たちに昔ながらの家庭風景を見せてくれる作品です。サザエさん一家、磯野家は波平さんフネさん家族と、サザエさんマスオさん家族が同居している二世帯住宅。そんなサザエさんたちが住んでいる家の間取りは、実は5DKって知っていましたか?

また、1990年に放送開始された国民的アニメのちびまる子ちゃんの家の間取りは4DKと言われており、どちらも戦後~昭和20代主流の間取りから、昭和30年代~40年代にかけて流行した「中廊下式住宅」で作られています。

どちらも畳式で部屋数の多い平屋ですが、あまり現代では見られない家の作りですよね。

では、現代のファミリー層はどのような家に住み、どのような家を理想としているのでしょうか?家に求めているものを探るために、30歳以上の男女120名にアンケート調査を実施しました。

【回答者の内訳】

■二世帯以上で住んでいる人は3割以下
Q1. 二世帯以上で住んでいる?
かつては、サザエさん一家、ちびまる子ちゃん一家のように親と同居する「二世帯住宅」は珍しくありませんでした。
しかし、今回30歳以上の男女120名にアンケートを取った結果、現在二世帯以上で住んでいる人は3割以下でした。

■現代の家で重要なのは“プライベート空間”
Q2. ファミリーで住む(と仮定した)場合、一番重要だと思う住まいの条件は?
一番多かったのは「好みの間取りやデザイン」で、25%が一番重要だと回答。次いで多かったのは「収納スペースの充実」、「音(防音 / 周囲の音)」で、どちらも2割を超えました。また、「プライバシーの重視」が大事だという回答も2割近くという結果に。

サザエさんの家は、廊下を中心に各部屋が分かれている純和風の間取りで、障子や襖で区切られた部屋が多いです。そのため部屋数は多いものの、防音性は低く会話が筒抜けになってしまうような部屋の作りになっています。

しかし今回のアンケート調査では、部屋数や間取りだけでなく、防音やプライベート空間を重視する人が多いという結果になりました。

サザエさんでは、日中はみんな外出しており、家族団らんの場としてリビングに焦点が当てられています。現代でも家族揃って過ごせるリビングなどの共有スペースも必要ですが、それと同時に個々のプライバシーを確保できる空間も重要視される傾向にあることがわかります。

昔のように音の遮断性や低く、プライベート空間が保たれないような家は、現代ではあまり好まれないようです。


■コロナ禍が家のあり方を考えるきっかけに?コロナ禍を経て重要だと思ったもの
Q3. コロナ禍を経て重要だと思った部屋や住まいの機能はある?
コロナ禍で外出ができず、お家時間が増えたという人も多いでしょう。また、リモートワークなどで家で仕事をする人や、在宅授業を受ける学生も増えました。

生活環境が大きく変化する中で、重要だと思った機能を聞いたところ、下記のような意見が多くありました。

「リモートワークができる静かなスペースの確保」
「家族でくつろげる広いリビング」
「家族一人ひとりの充実したプライベート空間」
「換気のしやすさ / 日当たりのよさ」

家で過ごす時間が長いからこそ、家族団らんの時間を過ごせるような広いリビングが欲しいという一方で、一人時間を過ごせるプライベート空間が必要だと感じた人が多いことがわかります。現代はお家時間が長くなったことで、家族と過ごす時間だけでなく、一人で息抜きをしたり、リラックスしたりする時間をしっかり作りたいという希望が増えたのでしょう。

また、換気や日当たりが気になるようになったという声も多く上がりました。家で過ごす時間が長くなった分、より快適さを求める人が増えたのかもしれません。

そのほかにも「ホームシアターを設置したい」など、家でも楽しめるような設備を導入したいという声もいくつかありました。

コロナ禍は社会に大きな変化をもたらしましたが、改めて家の大切さや重要さを私たちに考えさせるきっかけになったのかもしれません。


■リフォームしたい箇所は「お風呂」や「トイレ」、「キッチン」などの水回り
Q4. リフォームをする(したい)目的はなに?
もし今住んでいる家をリフォームするとしたら、どういった目的でリフォームしたいかという質問には、「住み心地や使い勝手をよくしたい」と回答した人が半数を超えました。

ここからも、故障や劣化など必要にかられてリフォームをするというよりは、より住みやすい家を求めている人が多いことがわかります。

リフォームをしたい箇所としては、「水回り」をあげる人が多く、「古くなってきたので新しくしたい」という意見もある一方で、「機能が向上している最新の設備に入れ替えたい」といった意見も多くありました。

その他に挙げられたのは「畳やフローリング、壁紙の張り替え」という回答。リフォームができるなら、外壁などの外観よりは、内装を綺麗にし使い勝手をよくしたいという意見がほとんどでした。


■調査結果まとめ
今回の調査で、昔と現代でファミリー層が求める家に大きな変化があることがわかりました。サザエさんやちびまる子ちゃんのような昔ながらの家づくりは減り、二世帯住宅にしろ、一世帯にしろ、個々のプライベート空間が重視された部屋作りが求められていくのでしょう。

また、時代の移り変わりのように徐々に変わっていくものだけでなく、今回のコロナ禍のように一気に生活環境が変わることもあります。家で過ごす時間が長くなった分、より居心地が良い家や、家でどう過ごしたいかと考える人も増えたようです。

さらに、今回多くの人が「生活をより豊かにするためにリフォームしたい」と回答し、その中でも「水回りを新しくしたい」と回答しました。部屋全体のリフォームとなると費用や日数がかかりますが、水回りの一部などのリフォームは比較的安価で短時間でできるものも多いです。

今回の調査では「今の家に満足していない」と回答した人は4割にものぼりました。ちょっとした気になる箇所をリフォームするだけでも、家に対する満足度は変わってきます。

ファミリーの日をきっかけに、今後家族が長い時間過ごす家をどうしたいか家族で話し合ってみるのもいいかもしれません。
上記は取材日時点の情報です。

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